岩手最新ニュース:「悲しき玩具」復刻 啄木の初版本忠実に 17日発売
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071017-00000017-khk-l03
歌人石川啄木の晩年の作品を収めた「悲しき玩具」初版本の復刻版が発行された。盛岡市の石川啄木記念館が保存する初版本を忠実に再現し、啄木独特の3行書き短歌の形式が昔ながらの活字でよみがえった。17日から記念館や岩手県内の書店などで発売される。
復刻版はA5判より少し小さいサイズで139ページ。原本を傷めないように、デジタルカメラで1ページずつ撮影して印刷した。紙も明治時代の出版物に多い、縦にすかしの入ったものを使った。
「悲しき玩具」は、26歳の若さで生涯を閉じた啄木が、晩年に自分の病気や家族のことなどを詠んだ194首を収めた歌集。啄木の死から2カ月後の1912年6月に、友人の協力で発行された。
復刻は盛岡市と記念館が合同で取り組んだ。記念館が2003年に復刻した「一握の砂」に続く第二弾。歌論「一利己主義者と友人との対話」「歌のいろいろ」の二編も収めてある。記念館の学芸員山本玲子さんは「落ち着いた感じに仕上がり、啄木も喜んでいると思う。全集やほかの復刻版は今は手に入りにくいので、あらためて多くの人が啄木の文学を知る機会になればうれしい」と話す。
3000部発行。1260円。近くインターネットでも発売予定。連絡先は石川啄木記念館019(683)2315。
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